マテリアルフローコスト会計(Material
Flow Cost Accounting 、以下MFCAと記す)は、経営者や現場管理者の意思決定に用いることで、環境負荷の低減とコスト低減の両立を同時に追求することを目的とした、環境管理会計の手法のひとつでです。廃棄物の削減によるコスト削減、ひいては生産性の向上を目指しています。ドイツのアウグスブルグにある経営・環境研究所(IMU)によってその原型が開発された。日本においては、マテリアルを原材料・エネルギーに細分化し、工程ごとに測定し改善策の策定を行うなど、MFCAをより活用しやすいものに工夫を行っています。
MFCAでは、製造プロセス中の原材料や部品など“マテリアル”のフローとストックを物量と金額の両面から測定します。MFCAではコストをマテリアルコスト、システムコスト、配送・廃棄物処理コストに分類し管理します。
製造工程の各段階で使用する資源と、各段階で発生する不良品、廃棄物、排出物を物量ベースで把握し、それを金額換算することで、不良品や廃棄物、排出物などマテリアルのロスのコスト金額を明らかにします。
このロスのコスト金額には、原材料費のほか、労務費や減価償却費などの加工費が配分され、廃棄物も製品の原価と同じように計算します。
MFCAが狙いとしているのは、廃棄物の発生量そのものを削減することです。MFCAは、製造段階で発生する廃棄物を、工程ごとに、その物量と、材料費、加工費と廃棄物処理費をすべて含めたコストで把握します。これは、廃棄物そのものの発生源に目を向けさせ、その発生量を削減する課題を明確にし、廃棄物の発生量そのものを削減することにつながります。
廃棄物の発生量を削減することは、資源の使用量削減に直結し、製造段階の環境配慮になるだけでなく、資源の購入量削減や業務効率向上にもつながります。
MFCAは、モノづくりにおける環境配慮とコストダウンを同時に追求し、“環境と経済の両立”を目指す上で、非常に有効なマネジメントツールです。
MFCAでは、製造プロセス中の原材料や部品など“マテリアル”のフローとストックを物量と金額の両面から測定します。MFCAではコストをマテリアルコスト、システムコスト、配送・廃棄物処理コストに分類し管理します。
製造工程の各段階で使用する資源と、各段階で発生する不良品、廃棄物、排出物を物量ベースで把握し、それを金額換算することで、不良品や廃棄物、排出物などマテリアルのロスのコスト金額を明らかにします。
このロスのコスト金額には、原材料費のほか、労務費や減価償却費などの加工費が配分され、廃棄物も製品の原価と同じように計算します。
MFCAが狙いとしているのは、廃棄物の発生量そのものを削減することです。MFCAは、製造段階で発生する廃棄物を、工程ごとに、その物量と、材料費、加工費と廃棄物処理費をすべて含めたコストで把握します。これは、廃棄物そのものの発生源に目を向けさせ、その発生量を削減する課題を明確にし、廃棄物の発生量そのものを削減することにつながります。
廃棄物の発生量を削減することは、資源の使用量削減に直結し、製造段階の環境配慮になるだけでなく、資源の購入量削減や業務効率向上にもつながります。
MFCAは、モノづくりにおける環境配慮とコストダウンを同時に追求し、“環境と経済の両立”を目指す上で、非常に有効なマネジメントツールです。


加工型の製造においては、図表-1のように、製造工程の様々な段階で廃棄物、原材料のロスが発生する。加工における廃棄物というのは、次のようなものである。
MFCAでは、次のような考え方にもとづき、製品の製造コストの計算を行う。
(以上、「マテリアルフローコスト会計手法導入ガイドVer.3(経済産業省産業技術環境局環境政策課環境調和産業推進室発行)」より抜粋)
- 加工時の材料ロス(端材や切粉など)、不良品、不純物
- 切り替え時の装置内に残った残渣
- 補助材料(溶剤など揮発する材料、切り替え時に装置を洗浄する洗剤、触媒など)
- 原材料、仕掛品、製品の在庫の中で、品質劣化などで使用できなくなり廃棄したもの

- 正の製品コストと負の製品コストに分離、計算する。
- 正の製品コスト:次工程に受け渡されたもの(正の製品)に投入したコスト
- 負の製品コスト:廃棄物やリサイクルされたもの(負の製品)に投入したコスト
- 全工程を通したコスト計算を行う。
- 正の製品コストは、次工程では前工程コストとして新規投入コストに加え、投入コスト合計としてコスト計算を行う。
- すべての製造コストを4つに分類して、上記の計算を行う。
- マテリアルコスト(Material Cost、MCと省略して表すことがある):材料費、ただし製品になる直接材料だけでなく、洗浄剤・溶剤・触媒などの製品にならない間接材料も計算の対象
- システムコスト(System Cost、SCと省略して表すことがある):労務費、減価償却費、間接労務費などの加工費
- エネルギーコスト(Energy Cost、ECと省略して表すことがある):加工費の中の電力費、燃料費や用役費など
- 廃棄物処理費(Waste Treatment Cost、WTCと省略して表すことがある):排気、排液、廃棄物の所内における処理費用、外部へ処理委託する際の委託費用など
(以上、「マテリアルフローコスト会計手法導入ガイドVer.3(経済産業省産業技術環境局環境政策課環境調和産業推進室発行)」より抜粋)
MFCAは導入すれば省資源化やコストダウンなどの問題解決が図れるものではありません。
しかし、廃棄物を「負の製品コスト」として「見える化」することで、現状の問題に気づき、問題解決に目覚めるきっかけを作ります。
しかし、廃棄物を「負の製品コスト」として「見える化」することで、現状の問題に気づき、問題解決に目覚めるきっかけを作ります。
